井上洋介没後1周年大誕生会

たまたま通りかかって、「くまの子ウーフ」の方だと知らずに入ったのでその内容に驚きました。

 

井上さんは、絵本の仕事と合わせてタブロー制作もされていたそうです。

 

  圧倒的な物量

  迫ってくるような力強い表現

  壮絶な世界観

 

生前のご本人のインタビューより(http://www.tekona.net/pr/interview/17.php)

「美術学校の卒業制作辺りから、なんとなく現代の不条理をモチーフにしたいという気持ちがありました。

その後、徐々に、自分が少年期に体験した爆弾の恐怖や飢えといった記憶が思い起こされて、今ではそんな記憶がタブローの発想の源となっているような気がします。

戦争の災難とか、自然の災難も含めて、人間が受ける苦痛というのは、時代によって変わるものでは無いような気がします。人間が被る災難を描きながらも、そんな災難の対極にある「ナンセンス」をいつもタブローに含ませたいと思っています。

まずタブローを見て、そのナンセンスさを笑って欲しいと思います。そしてその後、人間が被ってきた災難をふと思い出してくれたらな・・・と思っています。」