生誕100年 柚木沙弥郎展

染色家・柚木沙弥郎氏の生誕100年を記念する展覧会。型染を中心に、版画、装丁などが展示されており、原始的で素朴でありながら、どこかユーモラスでモダンな造形と、鮮やかな色彩が魅力的でした。

 

100歳を超えてなお新たな表現へ取り組む姿勢がすばらしく、ビデオレターの中で「様々な工夫をして自分自身を楽しませて、ワクワクする気持ちになって創作するようにしている」と語っていました。

 

東日本大震災の後、「日本人はめいめいの旗じるしをかかげて闘っている。それは自分の責任と誇りの宣言だ。私は限りなくものをつくりたい。私の『いのちの旗じるし』をたてて」と語っておられたこともあり、その『いのちの旗じるし』というタイトルの型染布も展示されていました。