『武相荘の秋』展

都心の喧騒から離れ、白洲次郎・正子一家が暮らした住まい“武相荘(ぶあいそう)”。

現在はミュージアムになっており、養蚕農家の面影が残る茅葺屋根の母屋と、四季を彩る広い庭が美しい佇まいを見せています。

 

白洲夫妻の筋の通ったライフ・スタイルが感じられる邸内では、夫妻が選んだゆかりの品々が季節に応じて展示されています。邸の奥にある正子の書斎は蔵書の位置もそのままで、座布団に無造作に残されたひざ掛けは今さっき出掛けたばかりのよう。時間が止まった不思議な空間でした。

 

散策路の竹林や樹木、石仏なども風情があり、四季折々に訪ねたくなる懐かしさに満ちていました。