“timeless design product(時代を超えた製品)”をコンセプトにした
フィンランドのガラス作品を中心とした展覧会。
学芸員の解説でも指摘されていましたが、
フィンランド人と日本人の感性は似ている部分が多いと感じます。
きのこ、湖、森、鳥、花、水滴、氷…など自然の移りゆく一場面を
すくい取るような造形表現。
自然との距離感が似ているのでしょうか。
フィンランドのたくさんの湖や背の高い木々などの風景が
心象風景として刻まれ、それがフィンランド人特有の
様々な形や色として表現されていく。
幼いときから、どんな風景を見てきたかーー。
誰の心にも知らず知らずのうちに心象風景が折り重なって
その人独自の感性を作り出しているのでしょう。