藤田嗣治 本のしごと 文字を装う絵の世界

「乳白色の肌」の裸婦像画が高い評価を受けて、1920年代のパリで「画壇の寵児」となった藤田嗣治。

 

絵画だけでなく挿絵本の仕事にも取り組んでいて、フランスで発行された挿絵本など藤田の「本の仕事」を振り返った展示会です。

 

19世紀後半から20世紀のパリでは挿絵本が人気で、

希少性の高い挿絵本は愛書家の収集対象となるほどだったそうです。

 

家族や友人に送った水彩による美しい手描きの葉書なども展示してあり、さらさらっと描いた天使の絵もとてもいい感じでした。

 

著名な画家なのであたりまえですが、何を描かせても、うなるほど上手かったです。