ルート・ブリュック 蝶の軌跡

セラミックを中心にルート・ブリュックの多彩な仕事を日本で初めて網羅する展覧会です。

 

フィンランドの森や湖を感じさせるファンタジックで繊細な前期の作品と、抽象的でモダンな後期の作品のどちらもそれぞれにすばらしい。

 

特に、釉薬の色の深み、輝きに魅了されました。

ーー青や緑、深い茶など吸い寄せられるような透明感と奥行のある色。印刷や絵具では表現できない陶器ならではの色だと思います。

 

東京ステーションギャラリーの古びた煉瓦の壁面も作品の世界に合っていて良かったです。