原田治 展 『かわいい』の発見

世田谷文学館で開催中の没後初となる展覧会。

アメリカンな雰囲気の明るいイメージが大好きで、学生時代にはOSAMU GOODSを愛用していました。

 

幼少期から振り返る展示構成だったので、生家が輸入食材を扱っていたことや、青山学院時代にアメリカンファーマシーが好きだったとか、美大卒業後のNY遊学など、環境の影響が大きいことがよくわかりました。

 

抽象油絵など見たことのないタッチもあり、多彩な方だったんだなぁと感心しました。

 

壁面にあった原田さんのことばーー

 

『終始一貫してぼくが考えた「可愛い」の表現方法は、明るく、屈託がなく、健康的な表情であること。そこに5%ほどの淋しさや切なさを隠し味のように加味するというものでした。』