青木野枝 霧と鉄と山と


直線や丸い鉄を、塔や山のように組み上げた大きなオブジェが点々と並ぶ独特な彫刻展。

 

うつろいゆく自然のイメージを、鉄や石膏という重い素材で表現しているのが意外性があって面白い展示でした。

 

丸いフォルムが多いせいか、固い感じは受けず、ゆるやかに流れるような空間に仕上がっていました。府中市美術館が公園の中にあり、光が燦々と差し込んでいたせいか、教会のような澄んだ空気を感じました。