ワタリウム美術館の現代アートコレクション展。
アンディ・ウォーホルやヨーゼフ・ボイスのドローイング、未知の世界へトリップするようなビデオアートなど、視覚体験を揺さぶるような作品群でした。
ナムジュン・パイクの古いテレビの中でろうそくが揺らぐ「キャンドルTV」や、ろうそくの炎の動きをプロジェクターが投影し、万華鏡のように増幅する作品「ニューキャンドル」は、炎の揺らめきが幻影のように美しいインスタレーションでした。
コロナ禍で、触覚や嗅覚よりも視覚や聴覚に頼るところが大きくなった今の時代に、その視覚も揺らぐような、おもしろいアート作品展でした。